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2017-05-14 (Sun)
 昨日のブログで少し触れたけど、就労移行支援事業所で初めてSSTを体験した。
SSTとはSocial Skills Trainingの略で、日本語では社会技能訓練というそうだ。
社会で人と上手に関わりながら生きていくためのコミュニケーションの練習で、医療・福祉のみならず、司法や教育の現場でも取り入れられている構造化されたプログラム。
場面を設定してロールプレイをするのだけど、その前に緊張をほぐすためのウォーミングアップを行うことになっている。

今回はウォーミングアップでジェスチャーゲームに挑戦することになった。
参加者が順番にかごに入った紙を一枚選び、そこに書かれているモノをジェスチャーで表現する。他の参加者は、それを当てる。

実は私は、人と一緒に行うゲームが大の苦手だ。
対人ゲーム全般が私にとっては恐怖でしかないのだ。
「ゲームをしましょう」と言われるだけで、心がとっさに拒否反応を示す。
考えただけで緊張する。
鼓動が早くなる。
「いやだ!」と心が思いっきり叫ぶ。

思えば、昔から対人ゲームは嫌いだった。
ハンカチ落としとか鬼ごっことか。
学校のレクリエーションの時間が苦痛で、なぜみんながあんなに楽しそうにゲームに講じるのかさっぱりわからなかった。
緊張して、怖くて、その場から逃げ出したくて、私にとっては試練だった。
 


SSTが終わり利用者さんが帰った後、福祉士さんから「いつもと表情が全然違ってました。辛い思いをさせてごめんなさい」と言われた。
やはり彼女の眼はごまかせない。
何とか平常心を保とうと頑張ってたんだけど、隠しきれなかったようだ。

辛いというより、ただただ怖かった。

失敗しても誰も何も思わないのはわかってる。
自分で自分が許せないだけ。
私はいったい何を守ろうとしてるのか。
自分ではどうしようもないこの恐怖は何なんだ?

辛くてもある程度笑うことはできるけど、恐怖を隠す笑顔を私は持ち合わせていなかった。


 泣く


この不安と恐怖の原因を、私は発達障害の特性である「先の見えないことへの不安」からくるものだと思っていたけど、それだけでは説明できないもっと大きな塊が心の奥にあるのを感じていた。
そして、調べるうちに<白黒思考>という特性が影響していることを知った。
<白黒思考>は0か100で、グレーゾーンがない。
私の<完璧主義>はこの思考からきているのかもしれない。
発達障害の子どもたちの中には、間違うことや負けることを極端に恐れ、思い通りにならないと泣いてパニックになる子もいるらしい。
この思考のもとでは、ひとつの失敗ですべてが崩壊してしまうのだ。

私はもう大人になり、理性では失敗の一つや二つ大したことではないとわかってはいる。
それでも、襲ってくる恐怖はどうしようもない。

対処法としては、“「この考え方は特性のひとつ」と、終わったことをくよくよ考えないこと”  らしい。

ああ、私、くよくよしてたなあ。
“サポートスタッフ”  という名称をもらいながら、利用者さんが出来ることを出来ないなんて・・・と。
自分が情けなかった。
でも、これが  “ちょっぴり発達凸凹”  である私なんだ。
それならば、「怖いのによく頑張ったね」と逃げ出さなかった自分をほめてあげよう。
そして、こんな凸凹のある私だからこそ、健常者とは違うカタチで障害のある人に寄り添えるのだから。

 発達障害は奥が深い。
だからこそ調べれば調べるほど新たな発見があって・・・面白い。
 
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