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2017-09-16 (Sat)
大学生時代、私は卒論を書くワープロ(まだパソコンの時代じゃなかった)を買うためにアルバイトをしたことがある。
「家庭教師とか?」と尋ねる福祉士さんに「いえ、ホテルのベッドメーキングです」と私。
以前の私は人が怖かったし会話も苦手だったので、できるだけ人と交流しないで済む仕事を選んだ。
「ええ!?意外!」
「人と関わることを楽しいと思えるようになったのは、多分演劇に出会ったおかげだと思います」

もう20年ほど前のことだ。
いろんな年齢の人が集まり、泣いたり笑ったり時にはぶつかりながら同じ目標に向かって走り続けた経験が、私のコミュニケーションの原点かもしれない。
その後何度も転職を繰り返すうちに技術は磨かれ、表面上は仲間たちとうまくやっていくことができるようになった。

「人は変われるんですね」

そう言って、福祉士さんは嬉しそうに笑った。
 


帰りの電車の中で、福祉士さんの言葉を反芻する。
確かに “変わった” のだろう。
でも、何か感覚的にしっくりこない。
だって、演劇に出会う前の “私” は今も変わらずに私の中にいるのだから。
この基本の私は基盤として存在し続けている。
“変わった” というより“目覚めた” のだと思う。
私の中に眠っていた新しい “私” が目覚め、変わらない基盤の上に乗っかった感じ。
二重構造?
人格・人間性のバージョンアップと言えば聞こえはいいけど、相反する感情はなかなか面倒
だったりもする。
 
社会で生きていくために “目覚めた私” に塗り替えることができたら、どんなに楽だろう。
でも、それじゃあ私が私でなくなってしまう。
だから、今のままでいい。
きっと、私の中にはまだ知らない私がいっぱい眠っているに違いない。
そう思うと、
新しい “目覚め” で人生は変えることができるんじゃないか!?
と、希望が湧いてくる。


クローバー 
 
「人は変われるんですね」
そう、バージョンアップした私に変わることができるのだ!
 

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