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2017-01-31 (Tue)
しつこいけど、今日も「ひとりが好き」について考えてみたい。
1月5日、就労移行支援事業所の人たちと初詣の後、終礼中に引っかかった言葉がある。

「ここにはみんながいるけど、
 帰って一人になると不安になったり孤独を感じたりすることもあるでしょう」

 “ しつこい ” 私らしく、その言葉は粘着性を持ち脳にへばりついて、なかなか消えてはくれなかった。
今月中旬にスタッフの方にこの話を聞いてもらい、一応スッキリしたと思ったんだけど・・・
このテーマは私の中核をなすものなので、どうやら文章にしてアウトプットしないと、
いつまでも居座り続けるようだ。


発達障害ゆえに、いろんなつらい体験をし複雑な思いを抱えている利用者たち。
同じ障害を持つ者同士、健常者には理解されにくいことも分かり合える。
この事業所で 「やっと居場所を見つけた」「ここにいると落ち着く」という人も多い。
だから、前述の言葉も至極当たり前のことだ。

でも、私は違う
私は帰って一人になったらホッとする。
一人でいるときは寂しさや孤独を感じることもなく、自分だけの時間と空間を満喫している。
もちろん、離れて暮らしてはいるけど家族の存在が私の支えになっていることは確かだ。
でも、そういうことではなくて・・・
それとこれとは別問題だ。

私が孤独を感じるのは、人の中にいるとき。
みんなが楽しそうに話すことに、興味が持てない。
みんなが笑ってても、何が面白いのかわからない。
いつも、自分の心に壁があるのを感じる。
そこにいることに、違和感を感じる。
そんなとき、私はちょっぴり孤独を感じる。
 

発達障害―自閉症スペクトラムには様々なタイプがある。
ローナ・ウィング( “アスペルガー症候群” という名称の生みの親)によると、人間関係の持ち方として積極奇異型受動型孤立型の3つに分けることができるらしい。

積極奇異型・・・自分から積極的に他者と関わろうとするけど、その仕方が相手にお構いなしの一方的でユニークなタイプ。
受動型・・・自分から積極的に関わろうとはしないけど、相手が関わってきたらそれなりに対応できるタイプ。
孤立型・・・周囲への関心が乏しく、ひとりになりたがるタイプ。知的障害・知覚過敏によって適応しづらい人もいる。


私は一見おとなしくて障害が見えにくい受動型っぽいけど、孤立型傾向もあるんじゃないかと思うことがある。
知的障害も知覚過敏もないけど、とにかく他人への関心が乏しい。
ひとりが好きで、マイペース。
子どもの頃は特に他人に興味がなく、唯一の親友と遊ぶ以外はひとりで絵を描いたり本を読んだり、自分の世界に浸っていた。
社会人になるとそういうわけにもいかず、慣れないアンテナを張り巡らしながら空気を読み周囲になじもうと努力したけど・・・心が疲弊するだけだった。
精いっぱい頑張って交流しても 「かなさんはマイペースだね」と言われる。
これ以上、どうしろっていうの!?
いい関係が築けても、距離が縮まると苦しくなって逃げだしちゃうし。


これまでの人生でいろんな出会いに恵まれ、私は人間が好きになったけど、
私の本質は 「ひとりが好き」
その相反する想いが私の中でせめぎ合っている。
人間が好きなのに、近づくと本来の“私”が疲弊していく


まるで<ハリネズミのジレンマ>のよう。
愛し合う2匹のハリネズミが抱き合おうとしたけど、お互いの針が刺さって痛くてたまらない。
近づきたいのに、近づけない。
私の場合、近づきたいという気持ちも薄いんだけど・・・  

「かなさんの中には、全く正反対のものが存在していますね」と福祉士さん。
どちらかを削除する生き方は、きっと心が納得しないだろう。
ひとりの時間を多く保ちながらも人とかかわっていくのが、ほど良いバランスなのかな。

まだ少し先になるけど、就職活動では、その絶妙なポイントを探していくことになりそうだ。




ところで、あのハリネズミたちはどうなったのか。
2匹は試行錯誤を繰り返し、やっと針が刺さらないほど良い距離を見つけたそうな。
 
ハリネズミのジレンマ 

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