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2017-03-08 (Wed)
就労移行支援事業所の仲間が、二週間の職場実習を終えて戻ってきた。
今回の実習は、ある会社での事務作業だったらしい。

彼には、図書館司書になるという夢がある。
事務職に就くつもりのない彼が、どうして実習に行くことにしたのか。
それは、彼には、どんな司書になりたいかという明確なビジョンがあるからだ。
司書として理想の図書館をつくっていくには、苦手な事務作業も必要となってくるだろう。
夢の実現を補強するために挑戦した今回の実習で、ADHD(注意欠陥多動性障害)である彼は、自分で予想していた通りミスを連発したらしい。
それでも彼は真剣に仕事に向き合い、自分なりに工夫し、確実にミスを減らすことができた。
とてもとても、大きな一歩。
その勇気と努力、そして夢を追いかける姿に思いっきり拍手をおくりたい。



彼の未来に乾杯 乾杯♪ 



先月参加した講演会『発達障害サポーター講座』での、NPO法人発達障害を持つ大人の会
(DDAC)代表:広野ゆい氏の「大人になったら、できないことはあきらめましょう!」
という言葉を思い出した。
「当事者だけどサポーター講座を受講してみた」参照)
この言葉は、さんざんチャレンジしてそれでもどうにもならなくて苦しんでいる発達障害の人に
向けた言葉だと思う。

「エネルギーには限りがあるのだから、子どもの頃は別として、できないことに時間を割くのはもったいない。自分のできることをして生きていきましょう!」と。

46歳の私には、彼女の言葉がストレートに入ってきた。
でも、上記の彼は違う。
彼はまだ20代。
夢を叶えようとする彼の想いは、未知数である自分の伸びしろを
どんどん広げていくチカラとなるだろう。

私は長年の経験から、苦手なことやできないことの限界がわかってきてるので、これからはできることの中から「やりたい!」と思えることを見つけたい。
「やりたい!」の中にできることを見つけることができれば、もっといい。
それでも、働き始めればそれに付随する苦手なことも出てくるだろう。
そのときは彼のように、向き合ってみようと思う。

いつか彼が夢を叶えたら、彼の働く図書館へ行ってみたいと密かに思うのだった。


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